ドローンをはじめて仕事で使ったのは5年前福岡の仕事でした。当時はまだドローンという名ではなくマルチコプターとか色々な名前で呼ばれていました。それまでに空撮も十数回は飛んだと思いますが、マンションの建物をCG合成するためにはヘリの高度規制の高さでは今ひとつ迫力がなくストレスを感じていました。そんなときにドローンに出会いまさにこれだっ!と思いました。当時はまだ規制が緩かったので比較的ダイナミックな映像が撮影できました。ところがその後ルールを守らない不届きものの事故が相次ぎ、あっという間に規制が厳しくなり、欲しいアングルはなかなか狙いづらくなり、またまたストレスを感じていました。そんなときに海外の仕事でドローンを飛ばすことになり、市街地や高速道路出口など日本では不可能な撮影ができ(もちろん許可申請はしています)、非常に興奮したのを覚えています。今や誰でもドローン撮影ができる(もちろんプロとアマの差はありますが)時代になりましたが、街をまるでCGの世界のように自由に移動撮影できなくなったのは本当に残念です。